BRIGHT EUROPEAN SKATEBOARD AWARDS 2014
ベルリンのスケート＆ストリートウェア見本市、BRIGHT Tradeshowにて今回で3回目となるEuropean Skateboard Awardsの授賞式が行われました。第1回目でPALACEがBrand of the Yearを受賞し、昨年はその賞をPOLAR SKATE CO.が受賞した、あの賞です。個人的にはアメリカの賞、例えばTHRASHER誌によるSkater of the YearやTRANSWORLDの賞などはその年や前年の総決算に思えるのに対し、このヨーロッパの賞はもちろんアメリカの賞と同様に前年の活躍を審査基準のしつつも、その活躍ぶりがおよぼす影響が日本に届くまでにどうしても時差があるせいなのか、はたまた受賞によってヨーロッパでもさらなる注目を集めたり、何かしら新たな動きへとつながるせいか、受賞後の1年にも大きな影響をもつ予言的な意味合いがあるように思えてなりません。
そして1月16日に発表された結果は... 嬉しい驚きの連続でした！
ざっと並べてみましょう。
Skate-Aid Charity of the Year... Uganda Skateboard Union
Kingpin Magazine readers choice... Eniz Fazliov
Best Website of the Year... Live Skateboard Media
Shop of the year... Street Machine
Magazine of the Year... Fluff
Redbull.com/skateboarding Videographer of the Year... Patrik Wallner
Photographer of the Year... Sam Ashley
Best Brand of the Year... POLAR SKATE CO.
Clip of the Year... No Complies, Wallrides and Shovits
Video of the Year... Eleventh Hour
Rookie of the Year... Karsten Kleppan
Skateboarder of the Year... Youness Amrani
なんと！ POLAR SKATE CO.が2年連続Brand of the Yearを受賞し、2作目のプロモ・クリップ『No Complies, Wallrides and Shovits』がClip of the Yearに選ばれる快挙！ Clip of the Yearの受賞の際には壇上で「Trocadero Daysの方がベスト・クリップに選ばれて欲しかったけどね。最近のスケートボーディングに欠けている、友達と一緒に楽しむというスケートのソーシャルな一面を表現していたクリップだからさ」なんてコメントし、プレゼンターのChris Pfannerに「Trocadero Daysもあんたが作ったクリップだよね？」なんて突っ込まれていましたが(笑) しかし、何よりも気になるのがその"Happy Sad"マフラーなんですけどね！
(from POLAR SKATE CO's instagram)
そしてなんと言っても大、大、大快挙だったのがVideo of the YearをあのJacob Harrisによる『Eleventh Hour』が受賞したことでしょう！ 壇上で出演メンバーにもみくちゃにされながら本当に嬉しそうでした。ラストパートのTom Knoxのパートがネット上で解禁されていますが、これはやっぱり全編通して、DVDで堪能して頂きたい作品です。この機会に是非！ まだイギリスのショップやTheories of Atlantisなんかにも在庫があるみたいですよ。当ブログで翻訳しました出演者とJacobのインタビュー・シリーズもあわせて是非。
(from SLAM CITY SKATES blog)
KINGPIN誌の読者が選ぶベスト・スケーターでEniz Fazliovの根強い人気を実感。そしてDank Skate Magazineにたびたび登場し、『Olso 5』、ELEMENTの『Hold It Down』や 極寒のノルウェーでスケートする『Element Wolfeboro Authentech - Spitsbergen, Norway』のクリップと2013年は本当に多岐に渡る活躍をみせたELEMENTのユーロ・チーム所属のKarsten KleppanのRookie of the Yearにもうなづかずにはいられない。
Skateboarder of the YearのYouness Amraniはこれまでに名前を目にしていたものの、完全にスルーしていたパターン。この機会にちゃんとチェックしてみようと思います。Hjalte Halbergもノミネートされていましたが、きっとPOLARのフル・レングス・ビデオが出ればまたチャンスがあるでしょう。そう、このEuropean Skateboard Awardsは連続でノミネートされることが多いのです。ヨーロッパは広いようでいて、この賞がカバーするスケート・シーンはまだまだ狭いのかもしれません。
当日、ネット中継されていたこの受賞式のアーカイヴもあります。後半には受賞者のインタビューもあり、Pontus AlvとStefan NarancicやJacob Harrisのインタビューもみることができます。
