luecke

夢見る文系スケートボーディング愛好家

遂に観ました! 『Eleventh Hour』


イギリスから通販して遂にこの手の中に! さすがにインタビューを読み込んでいたので驚きよりは「なるほど」「こういうことね」なんて調子で確認に近い感触もあったものの、意外と現代的なカメラ・ワーク(トリックのあともグイッとスポットに寄ったり、かなり接近してから捻りがひとつやふたつ入る森田貴宏氏的なあの手法)とロンドンの街並を中心としたクラシカルな雰囲気の映像とのバランスは絶妙。そしてNick Jensenがインタビューで「ラインを多めに」と言っていましたが、Nick以外のライダーもラインが多くてかなり痛快! 作品全体の時間が実は35分強と短めでしたが、あのスピード感をもう一度体験したくなって何度も繰り返して観てしまいました。
インタビューで取り上げられていた5人のフル・パート以外にISLEからChris JonesのパートにPaul ShierとJohn Nguyenのフッテージ、そしてPALACEの三角ロゴを背負った姿にまだ少し違和感を感じる(笑)Danny Bradyや同じくPALACEのOlly ToddとCharlie Young、元HEROINのCasper Brookerなどの姿も。そしてインタビューをご覧になった方はサントラが心配になっているかも知れませんが、どうかご心配なく。最高です! 何がどう最高なのかは言ってしまうと野暮ってもんですのであえて書きませんが...
正直、Jacob Harrisが師のDan Mageeや『City Of Rats』のHenry Edwards-Woodと肩を並べるフィルマー、そして映像作家になるにはまだまだ先が長い気もします。軽々しく「UKスケート・シーンを代表する傑作!」なんて言うことはできませんが、これから先もかなりの回数リピートすることなりそうな愛着の湧く1枚。私はPALOMINOから通販しました。SLAM CITY SKATESでも扱ってます!