luecke

夢見る文系スケートボーディング愛好家

Nick Jensen & TWELVE AROUND ONE

DVD『Eleventh Hour』でも最高にエモい曲 (語弊を承知で) にのせてすばらしいパートをみせてくれたNick Jensen。以前にVHS MAGのISLE特集記事用のインタビューでは字数の関係で泣く泣く削ったアート関係のネタについてこちらで取り上げてみようと思います。

友達と一緒にTWELVE AROUND ONEというギャラリーを運営していましたが、残念ながら現在そのギャラリーはひとまず閉鎖となり、他のギャラリーにて展示をキュレートする際のチーム名としてTWELVE AROUND ONE名義を引き続き使っていっているようです。

現在、そのTWELVE AROUND ONEのウェブでは10月頭にArt Licks Weekendというイベントの一環でThe Dye Houseギャラリーで開催された展示の様子がウェブの背景写真になっていてチェックできます。倉庫のような場所に無骨に吊るされたかなり面白そうな作品がいろいろとありますよ。

http://twelvearoundone.com/

インタビューをするにあたって自分なりに調べた中でNickがLucian Freudというアーティストが好きだったことがわかり、そこをきっかけに少しばかりアート関係の質問をしてみました...

ルシアン・フロイドのファンだそうですが、他に好きなアーティストやおすすめのアーティストはいますか? 

Nick Jensen 絵画が好きだからその分野でユニークな活動をしている人が好きだね。最近の人だとウィリアム・ダニエルズ(William Daniels)、ライアン・モーズリー(Ryan Mosley)、ナイジェル・クック(Nigel Cooke)、Ansel Krut(日本語表記不明/以下同)、James Viscardi、Damian MeadeやDaniel Sinselがおすすめだよ。 

日本のアーティストで興味を持っている人はいますか? 

Nick Jensen 日本のアートにもすごく興味があって、もっとくわしくなりたいよ。日本人のハーフの人で書道とルネサンス幾何学模様を組み合わせたような絵を描くクリスティアン・ヒダカ(Christian Hidaka)って人なら知ってるけどね。80年代のマリオとかドンキーコングといったテレビゲームみたいなトーンも混じっていて面白いよ。

人選に関してはアートにそれほど、というかまったく詳しくない自分には判断がつかないのですが、単純にネットで検索して出てくる彼らの作品は各々にテイストは違えど、どれもかなり面白い、あるいはヤバいということだけは素人の自分にもわかります。みなさんも是非とも検索してみてください! ウェブからはさらにTWELVE AROUND ONEの2012年の展示をすべて網羅した図録『Interference Pattern』を購入することも可能です。ただ、情報的には(元)ギャラリーのホームページでも様々なアーカイヴでもみることができるものが多いです。どうかご注意を。

http://twelvearoundone.bigcartel.com/product/interference-pattern
http://www.twelvearoundone.com/store/Interference_Pattern.pdf

NickがディレクションするISLEのデッキはこれからどんなものが出てくるのか、ますます楽しみになってしまいます。

オリジナルのインタビューはこちら...
http://www.vhsmag.com/isle/

そして参考映像。かなり古いですが『Scrum Tilly Lush』の制作時にPhil Evansが撮っていたミニ・ドキュメント〜インタビュー。

そして最近の映像で自分のスタジオでサウスバンクについて語っているシーン。