luecke

夢見る文系スケートボーディング愛好家

DANIEL SHIMIZU on HEROIN


http://www.vhsmag.com/blog/chopper/
すでにデッキはアメリカで発売されていましたが、約ひと月遅れでDaniel ShimizuのHEROIN加入が正式にアナウンスされました。
結局FOUNDATION〜STEREO〜BUMMER HIGHと流れに流れて、元々BAKERやALTAMONT、DEATH WISHにもデザイン面で関わってきたFosが自身のブランドHEROINをアメリカでも展開すべくBAKERBOYS DISTRIBUTIONに加わったきっかけにアメリカ人のライダーも加入させたのでしょう。しかし、Daniel Shimizuってのは本当に意外な巡り合わせ!

その辺の事情を説明したインタビューを無許可で翻訳してみました。

11年前にFOUNDATIONのツアーに同行したときに初めてDaniel Shimizuと出会い、そのスムーズなスタイルと首尾一貫した彼の姿勢にブッ飛ばされた。その頃からDanielのスタイルは相変わらずスムーズなままだが、メディアへの露出の度合いは首尾一貫どころか存在すら忘れられるほど減速してしまっていた。彼いわく、すべてはポートランドのせいだと... 昨年の11月に発表されたNIKE SBのビデオ『Chronicles』にかなりヤバいパートを提供し、最近ロサンゼルスに戻ってきた彼は遂に新たにHEROINのライダーになったことが正式に発表された。そんな彼に会い、どうやってここまでやりくりしてきたのかを聞いてみた。

HEROINとの契約に至った経緯について教えてよ。

Daniel: Justin Royという知り合いがBAKER DISTRIBUTIONで働いていて、FosがHEROINをアメリカでも展開しようとしていたときに俺の名前をプッシュしてくれたんだ。Fosも俺を加入させるアイディアを気に入ってくれたみたいで。ちょうどデッキのスポンサーがなかったからうまい具合に話がまとまった感じさ。

GREEN & WOODはどうなっちゃったの?

Daniel: エッ? BUMMER HIGHのこと? なんか立ち消えになっちゃったよ。何がどうなったのか俺も知らない。まずデッキがもらえなくなって、そのうち給料も出なくなった。

デッキの支給や給料無しという状態でどれくらいしのいでたの?

Daniel: 1年くらいかな。でもBrad StabaがしばらくSKATE MENTALの商品を流してくれてたんだ。本当にありがたかったし、助かったよ。自分が乗りたいと思えるものに乗れるのは幸せなことだよ。

その1年はどうやって生活していたの? NIKEからもらえる分だけでやりくりしていたの?

Daniel: そうだね、NIKEとあとはアパレル・ブランドのINSIGHTからサポートしてもらってる分だけで生活してた。でも平気だったよ。最近はどこも経済的に大変そうだし、俺をハッピーにするのにお金なんて大してかからないから。

結局BUMMER HIGHはどうなっちゃったの? ほとんどの人はデッキが店に並んでいるところさえ見てない気がするんだけど?

Daniel: さぁ、わかんないよ。ビジネス面に関しては何も知らないんだ。Ethan Fowler(BUMMER HIGHを立ち上げた)とはよく連絡を取り合ってるけど、彼が言うにはお金を出してくれてた誰かさんのせいだって...

いつだって影のスポンサーのせいだ!

Daniel: もちろん。いつだってあいつらが悪いんだ(笑) 

あのNIKEのヤバいパートのおかげで数年間は生活費の心配をせずに済んだと思う?

Daniel: さぁね、そういうのは俺が決めることじゃないし。でも撮影は楽しかったし、またスケートに没頭できるようになれて嬉しいし、デッキも出せて最高だよ。

やっぱり自分のモデルのデッキが出ていなかったことや、それこそカンパニーにも所属していなかったことがあれだけメディアへの露出が減ってしまった原因だと思う?

Daniel: いや、それは違うかな。原因は俺が3年間ポートランドに住んでいる間にスケートをさぼってしまったことだよ。たしかにポートランドには良いシーンがあるけど、雨が多いせいもあって何かさぼりぎみになってしまって。でもロスに戻ってからはたくさんスケートしてかなり楽しんでるよ。ロスだと友達もみんなスケーターだけど、ポートランドのみんなは普通の仕事に就いているから、まわりのペースに合わせてしまったせいでスケートや撮影に行く機会が減っていったんだ。たしかそういうスローガンもあったじゃん「オレゴンポートランド:若者が引退するために移り住む街」。

友達がちゃんとした仕事をしている間、暇つぶしのためにも自分も就職してみようなんて思わなかった?

Daniel: それはないね。逆に最近そういうことをよく考えるよ。意外と時間があまっちゃっててさ。なにか新しいことでもはじめないとね。誰か知り合いが店でも持ってて、そこで手伝いとかできたら最高なんだろうなぁ。

図書館で司書とかどう?

Daniel: それも悪くないかも。

さて、ロスに戻ってきたということはこれからガンガン新しいフッテージを期待しちゃってもいいのかな?

Daniel: うん、最近はよくJason Hernandezと撮影にいってるし、近所にはClint Peterson、Benny FairfaxやRaymond MolinarとかSTEREOの連中が住んでいるからよく一緒に滑ってるよ。ちょうどHEROINの新しいビデオに向けての撮影も開始したんだ。ビデオがいつ出るのかは知らないけど... まぁ俺っていつも延々とかかっちゃうじゃん? Ishod Wairと違って...

そうだね、Ishodならいま僕らがインタビューしてる間にパートを撮り終えてるよ、きっと。

Daniel: 奴ならやりかねないよ。この前、4日間のツアーでまじでパートがひとつ余裕でできる分撮れてたからな。

http://espn.go.com/action/skateboarding/blog/_/post/7934695/daniel-shimizu-joins-heroin-skateboards

招き猫のデッキが本当にかわいくて物欲がフツフツと... そしてHEROINの新作ビデオが楽しみで仕方ないです。イギリス、日本、アメリカのメンバー達の絡み具合、いや、まったく相容れないであろう個性が暴走してそう! 年内に出てくれるかな〜