luecke

夢見る文系スケートボーディング愛好家

KROOKED 3Dを撮影〜監督したERIK BRAGGのミニ・インタビュー

アメリカの通販サイト、CCSにアップされていたミニ・インタビューがKROOKEDの新作3Dビデオの楽しさを伝えてくれていたので無許可で軽く和訳してみました。僕もただいま通販したDVDの到着を待っています。早く観た〜い。

3月にKROOKEDの3Dビデオ『KROOK3D』の撮影が始まって以来、スケート界はその発売を気も狂わんばかりの期待をもって待ちわびていた。3Dのスケート・ビデオが発売されるのは滅多にあることではないし(実際、これが初めてとなる)、KROOKEDチームが長編ビデオを出すのも日常茶飯事というわけではないからだ。
そしてその作品が公式に発売となったので、私は26歳となるこの『KROOK3D』の監督で3D仕掛人のErik Braggに会って、作品がどのようにして我々の知覚に働きかけ、3次元化したのかについて少しばかり話した。
Photos Courtesy of Erik Bragg

___あなた自身はどれくらいスケートボードの撮影に携わってきたのですか? 

ERIK:はじめてカメラを買ったのが13歳でその頃からスケートボーディングを撮影をしてきたよ。母親から学校に着ていくための服にいくら使うつもりだったのかをきいてみたらそれをHi-8のカメラ代にまわしてもらう方が断然いいと思って、自分の持ち物をいくらか売って足しにしてカメラを買って撮影を始めた。もう1年、古い服で過ごすことになったけどね。

___KROOKEDの新作を手がけることになったいきさつは? スケーター達とはすでに知り合いだったのですか?

ERIK:Bobby Worrest、David Clark、Mike Andersonとはすでに何年も知り合いだったし、DELUXEとも他のプロジェクトで何度か仕事をしたことがあって、Jim Thiebaldと次に何をやろうか話す機会があったときに3DのビデオをKROOKEDでやるというアイディアが飛行機の中で突然浮かんで。すぐにコンセプトを固めて3D用のカメラリグの作成に取りかかったよ。

___撮影時にも3Dへのフォーマット化にむけて注意しなければいけないことがありましたか?

ERIK:もちろん、もうありえないくらいに面倒だったよ。カメラリグは自作するしかなかった。友達のJohn AlagnaとNick Continiが溶接とか金属部品関係で手伝ってくれたんだけど、満足のいくものを完成させるのにリグを3つとカメラを6台も使ったよ。最後に完成したリグには本当に満足してるけど。僕がいろんな本やネットで見たかぎり、このリグほどスケートボーディング撮影に向いている、何でもこなせるリグは存在しないと思うよ。

___撮影プロセスはどのようなものでしたか?

ERIK:この作品はゆるくて、楽しいものにしようと決めていた。どこのスポットで誰が何のトリックをやったかを見せるんじゃなくて、スケート・セッションがどういうものかを伝えたかったから、僕らはただただ出かけて、スケートして、一番大事だったのは楽しむってことだったんだ。

___作品をどのような形にしたかったのか、前もって思い描いていましたか?

ERIK:唯一の目標はスケートボーディングがどれだけ楽しいものかを見せること、そして3Dで見せたら面白そうなスポットを登場させることだけだったよ。

___作品が完成した今、その出来映えには満足していますか? 完成後に初めて見えてきた予想外の要素などはありませんでしたか?

ERIK:完成品には超満足してる。まさに自分が求めていたビデオになっていると思う。スケーター達はみんなすごい滑りをしてるし、撮影中はひたすら楽しかった。僕はただみんなを集めて、楽しい時間をすごしてスケートボーディングがどれだけ楽しいものだったかを思い出してもらいたかったんだよ。唯一、予想外だったのは完成したビデオを3Dメガネ無しでも何度も観たことだったね。メガネはあっても無くて楽しめる作りになってた。

___3Dであることがスケートボード・ビデオにもたらすことは何でしょうか?

ERIK:ただただブッ飛べることかな。ビデオを観てるとたまに「うわぁ、今のヤベェ」てなっちゃうよ。

___ビデオの中で誰のパートが一番だと思いますか?

ERIK:それは晩ご飯の席でお父さんにどの息子が一番好きかと聞くようなものだよ。Bobbyはスケートボードでやりたいことを何でもできる。しかもグーフィーでもレギュラーでも同じくらいカッコ良く。おまけにファースト・トライでね。Mikeはどこでも滑れるし、絶対にボードから落ちない。Dan Drehoblはトラニー・キングだ。Davidは一緒にいるのが最高に楽しいし、ナチュラルな才能が爆発してる。Brad Cromerはどのスポットでもバンガー(でかいトリック)を叩き出すし、フラットでのトリックだっていつも1メートルくらいの高さで決めるよ。Luke Crokerは滑りに行ったときには必ず毎回何かしらトリックをメイクしていたし、多分このビデオでも一番強烈なトリックを見せていたと思う。そしてMark Gonzalesは僕らがスケートを愛する理由そのものだ。書き出したら一晩中止まらないよ。スケートボードに足を乗せたことのある人達の中でも至上の存在。彼のラスト・トリックを彼と同じスピートでまねしてみてよ。絶対にスラムしてしまうはず。

___大きな3D用のカメラでスケートボードを追いかけるのは変な感覚でしたか? 

ERIK:いや、セッションの妨げにならないようなカメラリグを組んだからね。僕にとっても、スケーターにとっても邪魔にならないように。3Dだということは極力感じさせないしたかったし、それは達成できていたんじゃないかな。

___作品への反応は今のところどのような感じですか? 

ERIK:ちょうど「ありがとう。めっちゃ自然で最高にイカした映像になってるじゃん。いやマジでマジで。」というメールをもらったんだけど、とりあえずこの評価を支持しようと思ってる。
http://blog.ccs.com/ccs-blog/2010/10/22/krooked-3d-director-erik-bragg-speaks.html
そしてご本人のウェブがこちら
http://lifemovesprettyfast.com/


早く観たいゼ!