luecke

夢見る文系スケートボーディング愛好家

THEMSLEVES『Crowns Down』




No Age最高!とか言うてた人とは思えませんが、THEMSELVESの新作にもK.O.されました。
HIP HOPです。
元々は本当にビートとライムだけ!てな感じで無骨にはじまったDose OneとJelの蜜月の関係も生楽器を弾くミュージシャンとのセッションから生まれたユニットSUBTLEでどんどんHIP HOPの枠に収まらない方向へと広がって行ったのですが、正直SUBTLEは作品を出す度にどうでもよくなっていってしまいました。 当時、なんだか同じように大変つまらない存在になってしまったBeckや、Dan The Automator気取りなアルバムを作ったMike PattonがDose OneやJel〜ANTICONに近づいてきたのも象徴的だったように思います(頑張ってメジャーなフィールドに挑んでいたのを「ツマラン」なんて簡単に言い切ってしまうのは心苦しいのですが...)。
でも心機一転、2人のユニットTHEMSELVESに戻った上に自分達が十代にのめり込んだHIP HOP黄金期のアーティスト達(Gang Starr, Ultramagnetic MCs, Public Enemy)の作品をチェックしなおして作ったという本作はひたすらに痛快! Jelのビートがカッコいい〜。 Doseの高速ラップも久々に心行くまで浴びましたよ。 HIP HOP方面の語彙があまりに貧困でうまく説明できなくて申し訳ありませんが、上のYouTubeの1曲を聴いてシビレた人は是非アルバムCrowns Down』にも手を出しちゃって下さい。
いやぁ 参ったよ、ホントに。