luecke

夢見る文系スケートボーディング愛好家

CANDLE TIME -おやじの夜は短い




レコード〜CDをまとめ買い。 やっと家に持ち帰ってちょっと聴ける時間ができたのですが、やはり枚数多くて...
U2 "No Line On The Horizon"
このでかい箱を手にした瞬間は取り寄せたことを軽く後悔しましたが、アントン・コービンによるオマケのDVDとメンバーのインタビューを含むブックレットがやはり良かった。 つか本編のCDにはたどり着けず(笑) DVDで一応一通り聴いたことになるのかな? なんか最近のU2は思いっきり初期の蒼い自分達のフレーズを「サンプリング」するセルフ・カバー的な路線とロックしすぎな(笑)ギター・リフとかファンキーなビートで攻めるベタ路線に二分化していってますが、どうやら今回もそんな感じ? ま、どうせ好きだからCDはまたじっくり聴いていこうかと思います。
OBITS "I Blame You"
このブログでもこれまで何度か書いてきた、元PITCH FORK〜DRIVE LIKE JEHU〜HOT SNAKESのヴォーカル&ギタリスト、Rick Frobergが彼の地元ニューヨークで組んでいたバンド。 遂にアルバムが出ました。 かなりレイド・バックした、ガレージ〜ブルージーなロックで、サウンドも生っぽいというか一聴するとちょっとパンチが足りない気がするかもしれませんが、当然噛めば噛むほどに味が出てくる名盤でした。 ネットで出回っていたライブ音源のもっと荒くて(音質の悪さも手伝った)「ツマッた」感じも捨てがたいが作品としてはこれもありかと。 CDの見開き紙ジャケも良いですが、LPのインサートにはさらにRickのアートワークがたくさんフィーチャーされてますのでLPもお薦め!
DOOM "Born Like This"
愛しの覆面ラッパー、MF DOOMのMFが取れてDOOM名義でのアルバム。 これもCDのジャケがLEXらしい凝ったデザインでいつまでもナデナデしちゃいます。 仕事中に聴いた時はどこか散漫な印象を受けてしまって「DOOMも終わったか?」なんて思ってしまいましたが(最近、MADLIBの仕事にも体が今ひとつ反応しなくなってきた...)、ヘッドホンで聴いてみたらDOOMのライムはやはりヤバかった! いつもアルバムとか曲〜プロジェクトごとに設定やコンセプトがはっきりしているのが、今回は良く言えばそれらの総括、ネガに捉えれば「寄せ集め」「散漫」てことになっちゃう作りなのでファンとしては複雑な気持ちですが、ライムは健在、というかもっとちゃんと聴き込まないと!という気にさせられました。
lostage "GO"
事前に焼いてもらったCD-Rもかなり聴き込んでいましたが、歌詞カードを見ながら聴きたかったのよ! 今でこそ言葉がわりと日本語に聞こえるようになってきていますが、やはりまだまだ「罠」や「隠し戸」がありました。 『あめんぼ』の全部ひらがなな歌詞とその世界観、『風を抱いている』の開けたというかヒト世代背負うくらいの泣き具合などなど書き出すと各曲解説が始まっちゃう勢い。 前のアルバム『DRAMA』の歌詞ベスト・ラインは「今日を信じよう党(これが「個人病棟」にしか聞こえない)の君と過ごせない」でしたが、今回は「裸になったまま 申し訳ないという そこからはじめよう」かな。 当初、ハードロック風味にちょっと抵抗があって好きになるのに時間がかかったのですが、歌詞を見ながらヘッドホンで聴くという、本来の、もっとも正しい音楽の聴き方を経て完全に『GO』を注入されました。 やっぱ凄いわ、この人達。 
このアルバムはCDのみの通常盤と、ライブを収録したDVDの付いた限定盤があるのですが、残念ながらライブDVDはやたらズームとパンを多用した無駄に躍動感を演出したテレビで1、2分見せる映像みたいな作りでフル・ボリュームを味わうにはツラかった... もったいない。 作り手(バンドじゃなくてね)は本当にあれを格好良いと思ってるの? 
MORRISSEY "Years of Refusal"
モズ様、元気すぎ! のっけから激しいわ(笑) めちゃくちゃパンクな1枚ですね。 ねっとりと攻める曲もあったり、もろにU2みたいな響きの「It's Not Your Birthday Anymore」も印象的ですが、シングルになった2曲がやっぱ一番しっくりくるかな。 これもオマケのDVDにつられた感があって(笑)、そのシングル達のクリップ(パトちゃんが監督した「All You Need Is Me」)やテレビ番組に出た時のパフォーマンス?が入っていて肉感的なモズ様を堪能できます。 そして「Wrestle with Russel」と銘打たれたMorrisseyとイギリスのタレント? Russel Brandによるインタビューがまるでおすぎとオダギリジョーの対談みたいになってた(笑) しかしブリティッシュ・アクセントは難しいね。 何を言ってるのか全然わかりませんでした(涙) ユーチューブは一部ですが、どうぞ...



ベジタリアンとか動物愛護の話題で「自分は何があっても動物の側に立つ」と言ったMorrisseyの言葉が印象的でした。 他にも面白い話題が沢山ありましたが半分弱しか理解できず... 悔しい。 
あとEPICLY LATER'DもちょうどMorrissey特集ですね〜
http://www.epiclylaterd.com/birthdayanymore.html
http://www.epiclylaterd.com/webstermoz.html

結局、作品よりもオマケに時間を取られてあっちゅう間に寝る時間になってしまったんですが、やはり何かをしながらじゃなくて、じっくりとヘッドホンで音楽を聴くのはいいものだと再確認。 
あと、今もしも自分が高校生だったら一度にこれだけ良い音源達を前にしてかなりウハウハだったろうなぁ、なんてことも思ったり... う〜ん贅沢だ。