luecke

夢見る文系スケートボーディング愛好家

 映画『MACHOTAILDROP』


Rick McCrankの怪演がかなり気になるスケート・コメディ映画。John RattrayやSteve Olsonの姿も! Rick McCrankは役者が似合うねぇ。
http://coreyadams.ca/
カナダのCorey AdamsスコットランドのAlex Craigが『Harvey Spannos』という短編映画でFUEL TVから勝ち取った$1,000,000(!!)という予算で作った本格映画作品。 こちらのインタビューにある、なぜ本作が現実離れしたファンタジーになったのか、という発言に納得。
http://espn.go.com/action/skateboarding/news/story?id=4849593

_『Machotaildrop』のインスピレーションはどこから得たのですか?
Corey: スケーターなら誰もが共感できると思うよ。子供の頃は誰もが大きな会社にスポンサーになってもらうことを夢見るだろ。どのキッズも奇跡のフッテージ(スポンサー・ミー・テープ)を作ろうとするものさ。
_『Harvey Spannos』や『Machotaildrop』で感嘆すべきなのが、現実離れした設定によってスケート映画がえてして陥る常套句や落とし穴にはまらずにすんだことだと思います。このアプローチは意識的なものだったのでしょうか?
Alex: それこそがまさに僕たちのアイディアだったんだ。シリアスな手法でスケートボーディングを表現することなんてできないことは分かっていた(現実のスケートボーディングの方がどうしたって面白い、強烈だ、ということでしょうね)。だから逆にとことんファンタジックに、面白くすべきだと思っていた。やっちゃいけないことはちゃんと分かっていたんだ。
Corey: ほかのスケート映画をみれば失敗の原因は明らかだろ。スケートボーディングの本質を一語一句そのまま落とし込もうとするんだけど、映画という媒体ではそんなことうまくいきっこないんだよね。詩とか、他のメディアならできるかも知れないけど。だから僕たちは違うアプローチをとって、ファンタジーの世界へと持っていった。ものごとを不思議な場に置いてやるとその本質が透けて見えるんだよね。

撮影を東欧(ハンガリー)でしたという本作、本当にファンタジックで面白そう〜 主役を演じたAnthony Amedori君もかわいい。 ちなみに映画のスケート・シーンはすべてスタント無しで、演じてる本人がそのまま滑ってるそうです。 本気でスケートボーディングを愛してるな、Corey Adams & Alex Craig。

前作の『Harvey Spannos』もやばそう〜 是非2作品をカップリングでDVD化して欲しい。 Rick McCrankはこちらにも出ていて、彼が演じた役はそのまま『Machotaildrop』にも登場しているとのこと。 『Machotaildrop』は『Harvey Spannos』の10年後だ、と上記のインタビューで言っておりました。